学習編(CLIST)

CLISTとは

CLISTは、一連のTSOコマンドを連続して実行するためのスクリプト言語です。
MSPとVOS3では、コマンドプロシージャと呼ばれます。
CLIST入門(1) » 「メインフレーム・コンピュータ」で遊ぼう

代替CLISTライブラリー

代替のCLISTライブラリーをコマンドで追加出来る。そうすることでデータセット下のCLISTを直接6のコマンドから実行が可能。

ALTLIB ACTIVATE APPLICATION(CLIST) DATASET('XXXXX.CLIST')

追加されたCLISTライブラリー

LISTALCで確認できる。イメージとしては、パスに追加されたようなイメージ。
MTMでのSCOREP1,SCOREP2などは、VENDOR.CLIST配下のCLISTのSCOREP1,SCOREP2が実行されている。

学習編(プログラム実行)

ISPFでは、「TSO EXECUTE(省略形TSO EXEC」コマンドを使用してプログラムを実行することが出来ます。
これは、ISPF上のコマンドラインや、オプションラインでどこでも実行可能です。
f:id:kenta_everyday:20170429195440p:plain
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また、TSOのREADY propmtでもEXECコマンドとして実行可能です。
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しかしながら、メインフレーマーに好まれる3つ目の方法があります。
ISPFはTSO READY promptに移動する必要なしにTSOコマンドを直接発行でき、また入力したコマンドのヒストリーも保持できるTSOコマンドパパネルがあります。
ISPFコマンドシェルはISPFプライマリーメニューから6を入力することで移動でき、また、ISPFのどこからでも=6のショートカットコマンドでも移動可能です。
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学習編(ISPFエディターを使用してみよう)

ISPFエディターを使用してみよう

基本編

Basic Line Commands

Description
Insert/Delete/Repeat i d r
Copy/Move/After/Before/Overlay c m a b o
Shifting Lines Right/Left ) ( > '<'
Exclude/Show Lines x f l s
Text Handing te tf ts lc
Miscellaneous bnds cols mask tabs uc
Data md hx

まずは、行の挿入・削除・繰り返しから。
それぞれ、左側の数字のエリアに入力してみてください。

挿入

f:id:kenta_everyday:20170121175110p:plainf:id:kenta_everyday:20170121180017p:plain

削除

f:id:kenta_everyday:20170121180043p:plainf:id:kenta_everyday:20170121180047p:plain

繰り返し

f:id:kenta_everyday:20170121180107p:plainf:id:kenta_everyday:20170121180111p:plain

応用編

Line Operations for Multiple Lines or Block of Lines

Description Single Multiple Block Dependency
Insert i i#
Delete d d# dd
Repeat r r# rr
Copy c c# cc (b)efore or (a)fter
Move m m# mm (b)efore or (a)fter
After a
Before b

学習編(データセットを作成してみよう)

ISPF Primary Option Menu⇒Edit Entry Panelと移動して作成する場合

ISPF Primary Option Menuから、2 .Editを選択してEdit Entry Panelに遷移します。

*3.2でメニューから移動出来ます。

USERID.DATAの下に、TESTというメンバを作成します。
Nameの欄まで移動してDATA(TEST)と入力してEnterを押せばメンバが作成されます。

*自分のID配下以外にメンバを作成する場合は、'XXX.XXXX.DATA(TEST)'のように定義する必要があります。

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ISPF Primary Option Menu⇒Utility Selection Panel⇒Data Set List Utilityと移動して作成する場合

ISPF Primary Option Menuから、3.Utilities、その後4.Dslistを選択してData Set List Utilityに遷移します。

*3.4でメニューから移動出来ます。

USERID.DATAの下に、TESTというメンバを作成したい場合、USERID.DATAまで移動してCommand欄にS TESTと打つとUSERID.DATA(TEST)というメンバが作成されます。*SはSELECTの省略形

*自分はこっちの方をよく使用します。