学習編(データセットを操作してみよう!)
データセットを操作してみよう!!
データを操作出来るようになるのは、どんなシステムでも操作する上で基本的なスキルです。
z/OSでは、ファイルは「データセット」と呼ばれています。
シーケンシャルデータセット
データセットは、いくつかタイプに分かれており、一般的に使用されているタイプは「シーケンシャルデータセット」と呼ばれています。
*windowsやLinuxのファイルと似ています。
WindowsやLinuxでは一般的に\nなどの制御文字を使用してレコードを区別しているのに対して、メインフレームのデータセットでは予めレコードの長さを定義しています。
PDS・PDSE
その他のタイプのデータセットは「メンバー」を格納するように構成されています。
これらのデータセットは、フォルダやディレクトリと似ています。
「メンバー」を格納しているデータセットは、PDSやLIBRARY(PDSEと呼びます。
PDSやLIBRARYを入れ子のようにして使用することは出来ません。
tips(トリビア)
zOSのzはZeroダウンのz
tips(ISPFのヘルプの見方)
ISPFのヘルプ
help
ISPF上で何も操作をしていないときに、help(または、F1)を押すとヘルプのTable of Contentsに遷移します。
helpのhelp
ヘルプ画面に遷移後にhelp(またはF1)を押下すると、Help Tutorialに遷移します。
この画面は、ヘルプ画面のヘルプ(操作方法)について記載されている画面です。
field-level help
画面上に「黄色のメッセージ」が表示されているときにhelp(またはF1)を押下すると「field-level help」というエラーに関する詳細が表示されます。
番外編(これを知っていると色々と調べることが出来ます。
INDEX
AからZまでINDEXになっているので、helpの構造がわからなくてもキーワードから調べることが出来ます。INDEXにはhelpのTable of contentsから遷移できます。
個人的には、A1のABEND codesとか便利で好きです。
ISPFで発行することが出来るコマンド一覧
INDEXのC20の「Commands, ISPF 」もISPFで発行することの出来るコマンドの一覧が見れて便利です。
tips(LOGON RECONNECT)
正しくログオフしない(エミュレータごと終了させたり)で、その後すぐにLOGONしようとすると以下のような画面になります。
その場合は、LOGON画面のReconnectにSを入力してログオンし直すとログオンできます。
tips(TSO READY promptからISPFへ戻る)
TSOのREADY promptからISPFへ戻れます。
これを知るまでは、いちいちLOGOFFしてから入りなおしていました。